【この記事は約 2 分で読めます。】
ココ、乙川あみやき亭の右折レーン、よく混んでイライラすることもありますよね。
でも信号待ちの間、車の窓から気軽に歴史探訪できる場所なんです。
それは、阿久比川橋台。
少し西にある半田赤レンガ建物(明治31年竣工)よりも、12年ほど前にできています。
補強でコンクリートに固められていますが、レンガ積みの円柱の半分が見えます。
今から130年前、1886年(明治19年)3月1日、武豊線は“東海道新幹線幻の中山道ルート”建設のために、武豊港から木材を運ぶ線路としてスタート。
その当初から多くの列車を支えてきたのが、この橋台。
武豊線関連のレンガ構造物は、この橋台のほかにもたくさんありますが、この橋台は、なかでも半田市内で一番人通りの多いところにある歴史遺産です。
この橋台のできた明治19年というと、谷崎潤一郎、石川啄木、平塚雷鳥と同い年。
と聞くと、「へ〜よくわかんないけどなんか古いんだね〜」という感じですが、
この橋台のすごさは、ただ古いだけじゃない。
130年経った今でも使われて、生活風景の中に溶け込んでいることに価値があります。