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今やインターネットで簡単に航空写真が見られるので、旅気分で眺めていると楽しくなるものですが、半田でも、時代旅行気分でぜひ眺めてもらいたいところがあります。
それは、半田赤レンガ建物とJR半田駅の間です。
じーっと見ていると… 今は道でも線路でもないのですが、なんだかラインが浮かび上がってきませんか?
半田赤レンガ建物では明治31(1898)年〜昭和18(1943)年の45年間、ビールを作って出荷していました。
カブトビールの人気が上がったことから、大正3(1914)年、工場を増築工事するとともに、工場から国鉄半田駅までの約1㎞の間を、ビールをトロッコで運ぶ専用のレールが敷設されました。
当時の半田駅構内には、貨物線への積み替え用プラットフォームや特設倉庫も建設されました。
それらは今のJR半田駅の東側(現在の喫茶店グレンコーさん辺り)にあったのですが、今では全く分かりません。
しかし、レールの跡は確実に土地の記憶として今の生活に残されています。
昭和35年発行の「半田市土地宝典」記載の東新町あたりを見てみると、この斜めの土地も載っていました。
紺屋海道から少し外れて散歩すると、現地に行っても、斜めだな、と気づける場所です。